シジミで元気を手に入れよう

シジミにはターンオーバーを促進する働きがある?

ターンオーバーとは?

ターンオーバーとは、簡潔に言うと肌の生まれ変わり、肌の新陳代謝のことです。

人間の皮膚は、表皮、真皮、皮下組織から成ります。 この中の表皮の新陳代謝を肌のターンオーバーと言います。

表皮は、下から基底層、有棘層、顆粒層、角質層と階層を構成しています。 表皮の一番下の部分である基底層で細胞が生まれ、この新しい細胞に下側から押し上げられて、古い細胞は表面に浮き上がってきます。

表面まで浮き上がってきた細胞は死んだ細胞であり、垢として自然に剥がれ落ちます。 この肌のサイクルがターンオーバーです。

このように表皮は常にターンオーバーを繰り返すことで常に新しい状態を保つことができ、肌のバリア効果、保湿効果という役割を果たしています。

ターンオーバーが乱れると

ターンオーバーの周期は約28日です。 ただ、この日数は年齢によって長くなるのが正常です。

ターンオーバーにかかる日数は、早ければ早いほど良いわけではなく、周期が短すぎると肌のバリア機能が弱くなり、周期が長すぎると角質が残り肌荒れにつながります。

正常なターンオーバーの周期は年齢×1.5倍~2倍と言われています。 この正常なターンオーバーの周期を維持することが大切です。

肌のターンオーバーが乱れることで、

  • 肌のシミ、クスミ、乾燥
  • 肌荒れ、大人ニキビ

などの原因になります。

シジミに含まれるオルニチンが正常なターンオーバーを維持する

シジミに含まれる代表的な成分としてオルニチンがあります。

オルニチンは、肝臓に良い成分として有名ですが、肌のターンオーバーにも必要な栄養素です。 オルニチンは、脳下垂体から成長ホルモンの分泌を促す働きがあります。

成長ホルモンとは、脳から出た指令を受けて脳下垂体から分泌され、肝臓や筋肉、脂肪などのさまざまな臓器で行われている代謝を促進します。 成長ホルモンは、肌のターンオーバーにも重要なホルモンです。 その理由は、脳下垂体から成長ホルモンが分泌されることで肌のターンオーバーが開始されるからです。

そして、この成長ホルモンは年齢と共に分泌量が低下します。 思春期前を100%とすると思春期後期でピークの200%になりますが、その後は加齢と共に減少し、30~40歳では50%になり、60歳では30%程度にまで低下します。 ですから、成長ホルモンの分泌を促すことは肌のターンオーバーを促進することになります。

このように、オルニチンの摂取により成長ホルモンの分泌を促すことは肌のターンオーバーの周期を正常に維持するために必要です。

しじみの豊富な栄養素が正常なターンオーバーを促す

肌のターンオーバーは良質な肌を作るために重要です。 シジミに含まれるオルニチンは、肌のターンオーバーを正常の周期に維持するために必要な成分です。

また、シジミには、他にも美肌を作るために重要な役割をする栄養素が豊富に含まれています。 例えば、アミノ酸は肌細胞の生成に必要な栄養素ですし、ビタミンB群は代謝ビタミンとも呼ばれ、肌の代謝を促進します。

また、タウリンは直接的にはターンオーバーには関わりませんが、疲労回復効果により間接的に新陳代謝をサポートします。 このようにシジミには正常なターンオーバーの周期を維持するための栄養素が豊富に含まれています。

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