シジミで元気を手に入れよう

国内のシジミの産地は?

北海道でシジミの産地として有名な場所

北海道で採れるシジミはヤマトシジミと呼ばれるものです。 産地として有名な場所は、網走と天塩川があります。

網走のシジミの漁獲量は、北海道内のシジミの漁獲量の80%以上を占めています。 網走産のシジミは、大きい事で有名です。(殻の長さが23㎜以上)

天塩産のシジミは、最高のシジミと呼ばれています。 中でも「青シジミ」は、上品な風味と濃いダシの味を楽しめる最高級品です。

漁獲量が極端に少ないため貴重なシジミです。

東北でシジミの産地として有名な場所

青森県十三湖が日本有数のヤマトシジミの産地として有名です。 毎年4月下旬~10月上旬くらいまでシジミ採りをすることが可能です。

十三湖産のヤマトシジミの成分は、他の国内産のヤマトシジミの成分と比べてアラニンやグルタミンというアルコールを分解する酵素を活性化させる働きを持つ成分が多く含まれているという報告があります。

関東でシジミの産地として有名な場所

茨城県水戸市の涸沼のシジミが有名です。 涸沼は日本有数のシジミの漁獲湖です。

汽水湖であり養分が豊富であることから、味の良いシジミが水揚げされます。 漁獲量は、それほど多くなく市場に出回らないため「幻のシジミ」と呼ばれています。

山陰地方、四国でシジミの産地として有名な場所

島根県松江市の宍道湖は、日本一のシジミの産地として有名です。 宍道湖は湖面積 79.1㎢、周囲47km、最大水深6.4mと日本で7番目に大きい湖です。 淡水と海水が入り交じる汽水湖ですので、味の良いシジミが採れます。

シジミは産地によって味が違う?

国内のシジミの種類は、ヤマトシジミ、セタシジミ、マシジミの三種類です。 その中でも日本で流通しているシジミのほとんどは、ヤマトシジミという種類です。

セタシジミは、滋賀県の琵琶湖にしか生息しておらず、身が肉厚で旨みが多い事が特徴です。 マシジミに至っては、ほとんど市場には出回っていません。

ですから、国産のシジミと言えばほぼ、ヤマトシジミになると思われますが、同じヤマトシジミでも産地によって味が違うと言われています。

日本で一番のシジミの産地は島根県であり、宍道湖が有名です。 日本で二番目のシジミの産地は青森県であり、十三湖や小川原湖が有名です。

例えば、島根県の宍道湖は、潮の満ち引きで淡水と海水が頻繁に入れ替わります。 このような状況で育った宍道湖のシジミは、旨みが高く、肉厚であるという特徴があります。

青森県の小川原湖は、海までの距離が長く潮の満ち引きの影響をあまり受けません。 このような状況で育った小川原湖のシジミはさっぱりとした味であるという特徴があります。

このように、潮の満ち引きの影響を受け同じヤマトシジミでも味が変わってくるということです。

まとめ

国内でのシジミの産地は、島根県の宍道湖や青森県の十三湖などが有名ですが、全国的に産地はあります。 淡水と海水が入り交じる汽水湖がシジミを育てるために適した環境であり、そのような場所でシジミの漁獲があるようです。

同じヤマトシジミでも育った環境で味が変わると言われていますので、産地別にシジミを食べ比べてみるのも面白いかもしれません。

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